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山村を走って旅するウルトラマラソンMURA18 〜実行委員会セルフインタビュー〜その1

新潟県は妙高市で昨年(2016年)からスタートした距離55km、累積標高2,000m、途中18の山間集落を駆け抜けるマラソン大会がMURA18 (Myoko Ultra Run rAce 18) だ。

「走って旅する」を合言葉に国際自然環境アウトドア専門学校の関係者を中心として開催している。

その実行委員のひとり、石崎琢磨さんとドキュウ!発行人の私山本が出会ったのは山梨県都留市の風と土の自然学校でだ。

自然の暮らしとアウトドア活動を精力的にこなす石崎さんからこのMURA18のことを聞いたのはつい先日のこと。

「んじゃあ、大会まで実行委員同士でインタビューしあって、その熱い想いと取り組みを発信してみません?」

と半ば強引に(笑)進めることになった本連載。

若者たちがはじめたランニング大会企画の裏側でそれぞれが抱える想いを綴っていただきます。

では第一回のはじまりです。


 

MURA18実行委員へのインタビュー第一回目は、大会の要である実行委員長の諸岡龍也さんに大会にかける思いを中心に伺っていきたいと思います。

聞き手は、3名の実行委員で構成されるインタビューチームの一人、石崎琢磨です。

 

石崎:去年とは違う立場の、実行委員長としてMURA18 にかける思いみたいなの教えていただけたらと思います。

 

諸岡:去年は自分が学生の立場で、今年は一応社会人として学校のみんなと先生のサポートがありながらやっていくんやけど、思いとしてはMURA18でいろんな繋がりとか発見をして欲しいなっていうのはあるかな。

 

石崎:繋がりとは?

 

諸岡:それは俺自身もやし、村の人と一緒に妙高の魅力を再発見、ランナーの方やったら村の人と触れ合うやったり55kmにチャレンジして実際それでどれくらい走れるとかそういう所をそれぞれ発見して大事にしてほしいと思っています。

第一回目のMURA18は実行委員長の田辺先生がぐいぐい引っ張て行く感じやったけど、俺はどっちかというとみんなとコミュニケーションを大事にして一緒に作り上げていくことを大事にしていきたいと思ってます。

 

石崎:第一回大会は、ある程度仕方がなかった。全て手探りだったし、時間もなかったしね。

 

諸岡:そうそう今回は時間があるからみんなと話しながら学生が作っていく感じを出せれば学生でもできるといった価値も出てくる。俺に任せたらこういった楽しいことができるんだって思えるように村の人にもそういう意識をそれぞれ持ってほしいと思っている

 

石崎:発見をしてほしいというのは、どんな想いなの?

 

諸岡:使われていない農道とか林道がこういう大会をすることでなんでもない道が素晴らしい道になる。そういうのは第一回目の発見になった。それは地元の人からも、そんなところ走っておもろいんかい、と聞かれたけどこういうのが好きな人もいるからいいんじゃないかなという発見。

今回のつながりとか発見という意味ではもっと地元の人とかが、去年実行委員がしたお願いみたいではなく、地元の人達がやりたいと思える大会になればいいかな、そういう所に持っていきたい。

トップランナーが集まるんだよとか素敵な道があるんだよという風に一緒に発見ができたらいいかな、そういう投げかけも大事かななんて思う。

55km走る人には景色の素晴らしさであったりとか、感じてほしいし、二回目の人には二回目なりの再発見をしてほしい。

あと、去年あったのが集落がわからないそういった部分は改善してアピールしていきたい。

こういう地域にはこんな景色があるんだとか、人がいるんだ、道があるんだ、みたいに初めての人はじゃんじゃん楽しんでほしい。きれいだな、苦しいな、きついなとか、それでも頑張れる自分を発見してほしい。

 

石崎:村の人とどういう付き合いをしていきたい?

 

諸岡:遊びながら楽しめる、ここの魅力を一緒に探っていきたい。新しい風を持ち込んで一緒にやろうよ、妙高南部から小さい「わ」をどんどん広げていきたい。

最終的には妙高全体として大きくやっていきたい。交流人口が増えればそれだけ発信人口が増える、それをやっていきたい。

 

石崎:ここ妙高南部の魅力は?

 

諸岡:集落が点在しているだけで、一見これといったものがみつからない。その中でまだ気づかれてない魅力があるのはわかってる。そこの発掘は俺もまだまだだとおもう。

でも逆にさっき言ったように交流人口増やしたら、そこからの声で知ることだったり、魅力宝探しができる可能性をたくさん秘めている。

あとそれぞれが自分のマイスポット作れたら楽しいね。そこが魅力かも。それを発信して再度また別の魅力が見つかる。集落ごとにそれがある。窓開けあたら崖とか(笑)

旅してまわると、山超えるたびに集落がある。すっと山に入れたり。

普通にぶらぶら歩いているだけでも楽しいと思う。この大会で走ることをきっかけにして車やバイクでも人が集まってくるといいなと思う。

 

石崎:開発されなかったからこそ、こういったことができる。新しいことができる。出来上がっている所に割って入るのは難しいからほんとに恵まれた土地だよね。

 

諸岡:最終的には魅力を発見できるのが魅力ってことだよね(笑)

 

石崎:最後に関係者、地元の人やランナーに対してメッセージがあればお願いします。

 

諸岡:地元の人には一緒に楽しみましょう! 畑仕事しながら見てもいいから、変にその日だけとりつくろわなくて日常をだして応援してほしいと俺は思う。それがランナーの人には新鮮だし、街にはない楽しみになるはず。そしてエイドでランナーの方と交流してほしい。

ランナーには55kmを走って新しい自分を見つけてください。つらいけども楽しいコースなんで。

11月4日にみんなで会いましょう。


 

<MURAレポ>

4/7にMURA18実行委員会が始動し、早一ヶ月が経とうとしています。

この間に、実行委員の役割分担の決定し、コンパクトでスピーディーな運用ができるような組織体制を作りました。全体で集まる機会は最小限にして、LINEグループやGoogleドライブ、Googleカレンダーなどのネットワークを駆使して情報共有を図っています。

アナログ的な仕事は、今のところ、地域の会議へ参加したり、書類提出や現地視察といった足で稼ぐ仕事がメインになってます。先日は、妙高市と妙高市教育委員会に提出した大会後援申請が受理、承認されました。

4/8に委員がコースチェックに行きましたが、まだ雪がところどころあり、全コースが走れるようになるには、4月下旬ごろ。

ランネットでのエントリー開始は当初予定より遅れてしまいましたが5/1からはじまって9/1までの予定です。

 

<MURA18ホームページ>

http://inacmura18.wixsite.com/mura18

フェイスブックでの情報発信は逐次おこなっていますので、情報チェックはまずはFBで!

https://www.facebook.com/mura18.myoko/

 

<エントリーはこちら>

http://runnet.jp/entry/runtes/user/pc/competitionDetailAction.do?raceId=157233&div=1

 

 

これから実行委員へのインタビューは、石崎、垣迫、中村の3名でチームを組んでおこなっていきます。

今回は、インタビュアー石崎、文字起こし垣迫、見守り中村で行いました。どうぞよろしくお願いします。

 

<語り手プロフィール>

諸岡 龍也 (もろさん) 36歳

大阪府大阪市出身

京都府向日市の公立の保育士として11年間勤務

世の中の知らない事が多すぎる!「豊か」とはなんだろう?と思い、大好きだった保育士の仕事を辞めて、 新潟県妙高市の国際自然環境アウトドア門学校に入学する。この春に野外教育学科を卒業し、引き続きシンプルな生き方を目指して勉強している。

 

(つづく)