category: |

赤塚りえ子のジャジューカを全身に浴びる旅 その2

docue_akatsuka-0054

 

 

さてさて、アツイアツイ、「ジャジューカ」への想いを

語り合う赤塚りえ子さんとの雑談放談対談第二弾です。

第二回はブライアン・ジョーンズのアルバムとの出会いからはじまりはじまり。

世界で毎年50人しか参加できない音楽フェスの話をはじめ、

ジャジューカに関する熱狂トーク炸裂のため、途中できれず、

長めの雑談になっとります。

 

(文章・写真=池ノ谷英郎/聞き手=山本喜昭)

=====

山本>

モロッコの音楽とかを聴きあさった中で出会ったのが

ブライアン・ジョーンズのジャジューカの曲なんですね?

 

 

赤塚>

はい、今日はアルバムを持ってきたんですけど、

それを聴いてずーっとループさせながら

聴いて聴いて聴きまくってました。

それで、あまりにも好き過ぎて、

私はこの村に絶対に行かなくちゃダメだ!

この村でこの音楽を体験しないことには気が済まなくなったんですね。

ちなみに、「ジャジューカ」の村というのは、

地図でいうと砂漠じゃなくてモロッコの北部のタンジェから

150kmくらい行ったところです。

 

 

山本>

ヨーロッパから渡ってすぐくらいですね。

 

 

赤塚>

そうですね。

タンジェってジブラルタルからすぐのところですよね。

地図でいうとアトラス山脈の上のところに

リフ山脈というのがあって、ジャジューカは

そのリフ山脈の南のある小さな村なんですね。

観光地でもないのでガイドブックにも載っていないですし、

ただこの村の音楽が有名になったのは、

ブライアン・ジョーンズのアルバムがあったからなんです。

今、お見せしますけど・・・

 

山本>

うわー!これ、めっちゃレアなんですよね?!

 

docue_akatsuka-0061

赤塚>

そうですね。

でも、出てることは出ているんですけど、

これが「Brian Jones Presents」でこっちが・・・

(レコードジャケットを見せながら)

 

 

山本>

ジャケット違いですか?(笑)

 

 

赤塚>

いや、「Promotional copy not for sale」みたいなんですけど、

ここの真ん中が白でどうとか・・・

そんなことはどうでもいいんですけど(笑)

あと、これはUK初回盤で、最初に出たやつは

「Brian Jones Presents」が「Plays」になっているとか。

 

 

山本>

ホントだ!「Plays」になってる!

 

 

赤塚>

実はブライアン・ジョーンズってこのアルバムでは

まったく楽器を演奏していないんです。

ブライアン・ジョーンズのこのアルバムによって

この音楽が世界に広まるようになったんですけど、

実はこの村の音楽は1000年以上ずっと村の人々によって

代々演奏されているんです。

マスターズと呼ばれる演奏する人たちが

自分の息子や甥っ子たちへ伝えて、

村の子供たちが一緒に習いながら

次のマスターズになっていくんです。

 

 

山本>

なるほど。

 

 

赤塚>

この音楽に最初に注目したのがビート・ジェネレーションの

ブライオン・ガイシンなんですね。

ブライオン・ガイシンがこの近くの村で

作家のポール・ボウルズと一緒に1950年代にこの音楽を聴いて、

彼も聴いた瞬間に「これは我が為にある音楽だ!」

「僕はこの音楽を一生聴きたい」

と言ってこの村でこの音楽を聴くんですけど、

それでブライオン・ガイシンがブライアン・ジョーンズを

連れて行くという風に人が人を連れて行って

どんどん広がっていっていったんです。

 

 

山本>

そういうところにも系譜があるんですね。

 

docue_akatsuka-0065

赤塚>

ジャジューカっていうのはものすごい面白い人たちや

強者をこの村に連れてきているじゃないですか。

ビートジェネレーションのウイリアム・バロウズも

ティモシー・リアリーも行っているし。

ティモシー・リアリーとバロウズはこの人たちを

「4000年のロックンロールバンド」って呼んだんですよ。

すごいですよね!

 

 

山本>

うん、すごいです!

 

 

赤塚>

「The 4000 year old Rock and Roll Band」

って呼んで、彼らの音楽はブライアン・ジョーンズが

このアルバムを出して、

次はオーネット・コールマンというジャズの人がこの村に行って、

「ミッドナイト・サンライズ」という曲を出したんです。

そうやってこの村は西(の世界)に知られていくんです。

 

 

山本>

ひとつの音楽がこれだけの影響を与えてるってことはすごいですよね。

 

docue_akatsuka-0063

赤塚>

すごいです。

なんかね〜ヤバいんですよ、この音楽!

ブライアン・ジョーンズは1968年にジャジューカに行って

10時間オールナイトで録音したものをロンドンに持ち帰って、

彼はフィールドレコーディングしたものに編集を加えて

アルバムをリリースする直前で自宅のプールで事故死したんです。

だからこのアルバムが出たのはブライアン・ジョーンズが

亡くなった2年後なんですね。

これローリングストーンズのレーベルが立ち上がった

第1弾のアルバムなんですけど、これって全然ロックではないし、

ストーンズのファンには結構衝撃だったと思うんです。

なので、このアルバムは好き嫌いが分かれて

知る人ぞ知る1枚になっていたんです(笑)

 

 

山本>

なるほど(笑)

 

 

赤塚>

(レコードジャケットのイラストを見ながら)

これは村出身の画家が描いたもので、こっちがマスターズで

こっちがブライアン・ジョーンズなんです。

docue_akatsuka-0062

 

山本>

あ!そうなんですね。

 

 

赤塚>

そういうのも全部決めてアルバムが出るのを待つばかりになっていたのに

ブライアン・ジョーンズは死んじゃったんです。

この音楽に私は出会ってハマって、

もう2か月間毎晩聴いていたんです。こればっかり。

で、気が付くと居間に倒れこむように寝ていたり・・・

 

 

山本>

倒れていたんですか!!聴きながら?

 

 

赤塚>

そうなんです。

聴きながらスピーカーの前で寝るというより

気を失っている感じで、気が付くと朝になっている

というのを2か月やって(笑)

2か月間ベッドで寝なかったので周りは

「大丈夫かな?」

ってすごい心配していたみたいです。

この村に行った日本人はいたらしいんですけど、

実際にこの音楽を聴いた人がいないのか、

日本語のまったく情報が無いんですよ。

聞き書きとかで書かれたようなこのアルバムの情報しか無くて・・・

 

 

山本>

村に実際に行った情報が無いんですね。

 

 

赤塚>

そう、それでこの村にはどうやって行ったらいいんだろう?

って思っていたら、ネットで経度と緯度を見つけたんです。

で、それをGoogle Earthに入れたらシューッってなってピーン!

ってなって、それを拡大して「ここだ!」って思って、

でもここにはどう言ったらいいんだろう?って(笑)

 

 

山本>

(笑)そこから探求の旅ですね。

 

 

赤塚>

もうね、毎晩憑りつかれたように探していましたから(笑)

ただ英語の情報はWikiとかで入手できたので、

そういう情報を拾い集めて夏に行くことになって、

さらに次の年の夏にも行くことになっていて、

結局そうやって毎年行くようになっちゃったんですけど(笑)

いろいろ調べてみるとジャジューカに行く道は

冬は雪で通れないんじゃないかって情報があったり、

さらに調べると2008年から毎年6月に

「The Master Musicians Of Joujouka Festival」

って3日間フェスをやっているのが分かったんです。

でも、この村に滞在するにも観光客向けのホテルが

あるわけでもないので、ミュージシャンの家に泊めてもらって

ジャジューカを聴きまくるという・・・

こんなすごい話無いですよね?

 

 

山本>

願ってもない話ですよね!

 

docue_akatsuka-0081

赤塚>

絶対行かないと気が済まなくて、

私は絶対この村のフェスティバルに行くんだ!

って決めてすぐに申し込んだんです。

でも、ウチの夫にはこのジャジューカの音が分からなかったみたいで、

あまり行きたがらなかったんですけど、私が泣いて

「あなたが行かないなら私ひとりで行くから!」

って言ったら、

「分かった分かった。心配だから僕もついていく」

って言ってくれて2人で行ったのは2012年の6月だったんです。

 

 

山本>

ジャジューカに出会った次の年ですよね。

 

 

赤塚>

2011年の6月にはまだそこまで探せてなかったので

現地には行けなかったのですが・・・

 

 

山本>

まだ家で聴きまくっていた頃ですよね(笑)

 

 

赤塚>

そうそう、聴きまくって

「これはどこにあるんだ?」って言っていた時期で(笑)

で、次の年に行ったんですけど・・・

もうね、すごかったです。

でも行く直前にちょっと怖くなってきたんですね。

 

 

山本>

行くのが?

 

 

赤塚>

行っているのがみんな強者じゃないですか!

ブライアン・ジョーンズでしょ、オーネット・コールマンでしょ、

ティモシー・リアリーでしょ、バロウズでしょ、ガイシンでしょ。

みんなアブナイ強者ばかりじゃないですか。

そういう人たちを虜にしてしまう音楽を聴いてしまったら、

私は精神的に戻って来られなくなってしまうんじゃないかって。

村に行く怖さじゃなくて、そのくらいの影響力があるのは

レコードを聴いていた時点で分かっていたので。

でも、そうなってもいいから、私はこの音楽を聴かなければいけない、

ホントにブライアン・ジョーンズみたいにプールに浮いても

いいからって覚悟が決まったんです。

 

 

山本>

覚悟が決まったわけですか(笑)

 

 

赤塚>

ハイ!ウチにプールは無いので風呂に浮いてもいいからって(笑)

で、このことだけを考えて2012年に行ったんです。

 

 

山本>

そこまで夢中になったのはなんですかね?

聴いて言葉に出来ることじゃないかもしれないけど。

 

 

赤塚>

この人たちっていわゆるスーフィーなんですね。

スーフィズムってイスラム神秘主義ですよね。

モロッコってアラブ諸国のひとつの国でイスラムの国なんですね。

そこでスーフィーが奏でる音楽によって人を

トランス状態(スーフィートランス)にさせるんです。

大昔、ここの村に旅をしているスーフィーがたどり着いて、

ここの音楽を聴いて「この音楽には治癒の力がある」

って言ったそうなんです。

で、そのスーフィーがこの村に住みついてこの村で死んでいって、

ここにはスーフィーの墓があるんですけど、

そこがモロッコの人たちの巡礼する聖地になっているんですね。

だから、実際にアルファ波に影響があるそうで・・・

 

 

山本>

その場所が?

 

 

赤塚>

その音楽が、ですね。だから寝る時に聴いてて・・・(笑)

でも音楽として聴いたら決して心地よい音楽では

ないかもしれないです。

チャルメラの音に似たラッパの音と太鼓の音だけの

シンプルな構成で、ラッパが7~8人くらいで太鼓が大小合わせて4人くらい。

それで2時間半くらいノンストップで演奏しているんです。

 

 

山本>

それは曲じゃないんです?

 

docue_akatsuka-0086

赤塚>

曲なんですよ。

何曲かあってそれがシームレスでつながっているんです。

3分くらいで「はい!終わり!」では

トランスに入らないですから、

だんだんだんだん「ぐわぁ〜!」

って盛り上がってきて・・・

 

 

山本>

ストーリーになっているんですね、音が。

 

 

赤塚>

もうジャーニーですね。

2時間半ぶっ飛ばされ続けるんですよ、

音楽の生演奏で。

スピーカーで聴いても私は十分ハマったんですけど、

私の夫はスピーカーの音では

普通の音楽を聴く感覚にしかならなかったみたいなんですね。

実際に村で聴くと音がすごくクリアなんですよ。

スピーカーから出るのは録音の仕方で変わると思うし

LとRの2つで出るので、何本もの「ライタ」っていうこの楽器が・・・

 

 

山本>

それがあのチャルメラですか(笑)

 

 

赤塚>

この楽器、私が吹いても全く音が出ないんですけど(笑)

これを何人もの人が吹いていて、

スピーカーだと1つの大きな束になったものが出て来る感じになるんですね。

私はそれでも十分素晴らしいと思ったんですけど、

実際に村で聴くとまったくアンプを通さない生の音なんですよ。

それはものすごいパワーがあって直線的で、

この音が(眉間を指差しながら)ここから入って脳みそを突き抜ける感じで、

ライタのビームを浴びる感じなんです。

でもね、全然うるさくないんですよ。

クリアで音の破壊力がすごくって。

太陽でもあるじゃないですか、日差しは強いけど暑くないっていう感じ。

ものすごいパワフルだけどうるさくない。

 

 

山本>

ライブとかスピーカーだと大きいともう耳の鼓膜が破れそうになりますよね。

そういうことじゃないんですね?

 

 

赤塚>

じゃないんです。

最近すごく有名なスピーカー作っている人と

出会ってその人に話を聞くと、

人間って耳だけで聴いているんじゃなくて、

100%のうちの30%くらいは体で感じているんだそうですね。

だからたぶんジャジューカで実際に音楽を聴くと、

聴いているというよりは体験しているという感じなんですよね。

耳以外も使って音楽自体を浴びているって感じなんです。

 

 

山本>

「音楽を浴びる」!すごいなぁ〜。

 

 

赤塚>

結局でもこの音楽って商業的に作られたものではなくて、

この土地に必然的に、出るべくして出たというか

神話がちゃんとあるんですけど・・・

 

 

山本>

神話があるんですね?

 

 

赤塚>

ジャジューカ村にものすごく大きな洞窟があって、

ものすごい大きな岩があって・・・

 

 

山本>

あ、それ記事で読みました!

 

 

赤塚>

そこの洞窟にブージュルードっていう半人半獣の人が住んでいて、

その人が笛を吹いていてそれを村人に伝えて・・・

というのが音楽の始まりという神話なんですけど、

その笛がいつの間にかこの楽器(ライタ)に持ち替えられて

演奏されていると。

もちろん笛もあるんですけどね。

で、ウチの夫はレコードではちょっと・・・と言っていたのが、

実際に言ったらもう「アンビリーバブル!!」

って感じになっちゃって、

これはもうレコードとは全然違うねって言ったんです。

 

 

山本>

へぇ〜・・・

 

 

赤塚>

それを3日間聴き続けるんですよ。

このセッションは夜12時くらいから始まって

初日は1時間から1時間半くらいで終わるんですけど、

2日目、3日目になると2時間半とか3時間半くらい

ぶっ飛ばされ続けるんですよ、これに(笑)

4台の太鼓が織りなすポリリズムたるやものすごいグルーブなんです。

 

 

山本>

外で聴くんですよね?

 

docue_akatsuka-0090

赤塚>

そうです、外です。

ブライアン・ジョーンズやバロウズやオーネット・コールマンが聴いたのと

同じ環境で体験できるのがこのフェスの醍醐味なんです。

演奏しているおじさんたちのコミュニティーに入って、

音楽だけで生活している人たちなんですけど、

コンサートだから演奏するわけじゃなくて生活の一部なので

音楽をやっていることが自然なんですね。

フェスの夜のセッションは正装でやるんですけど、

昼間はリフ山脈に伝わる民謡だったり、

そういうのをいろんな楽器で演奏するというものなんですけど、

そのフェスって何時何分に何があるとか

プログラムがあるわけじゃなくてほんとに自由なんですね。

そのおじさんたちにくっついていくと音楽が聴けるし、

ある人は昼寝してたり、ある人は山へ散歩に行っていたり。

私は音楽を聴きに来ているので聴き逃すまいと思って

おじさんたちから離れないでいるんですけど、

数人が「そろそろ始めるか〜」って感じで太鼓を叩き始めると、

みんなが楽器を持って集まってきて気が付いたら

ものすごい音楽になっていて、

村のおじさんたちも踊りだしたりして。

それはその村の日常で、その日常にちょっと

入り込ませてもらうというか・・・

 

 

山本>

それは、1年に1回その村でもお祭りなんですか?

 

 

赤塚>

実はこの音楽は1週間続くイスラム祭でずっと演奏された音楽だけど、

イスラム祭も時代とともに形が変わってきたそうです。

昔は1日6時間ぶっ続けで7日間とかもあったそうなんですけど(笑)

今のフェスという形は2008年に始まったんですけど、

ミュージシャン・・・というか村のおじさんたちを

マネージメントしているのが大学教授でもありプロデューサでもある

アイルランド人のDr.フランクリンという方がいて、

その方が西洋との架け橋をしていて、

ブライアン・ジョーンズが村に来た40周年を記念して

1回限りのつもりで開催したんですね。

この村は小さくて宿泊施設もないので限定でやったんですけど、

その時にはブライアン・ジョーンズの元恋人の

アニタ・パレンバーグとかも来て大成功を収めたんですね。

それでマスターズ(ミュージシャン)たちもすごく気に入って

来年もやろうってことになって続いていったんです。

これをやることで村にもお金が入るし、

そのお金で数か月生活できるので、

収穫みたいになっていったんですね。

それで毎年続いているんですけど、

それでも世界限定50人しか入れないので・・・

 

 

山本>

世界限定50人!すごいですね(笑)

それは普通にフラッと旅行に行くだけでも観られたりするんですか?

 

 

赤塚>

それはホームページがあってそこで予約してっていう感じで、

オーガナイズしているのは英語圏の方なので英語でやり取り出来るんですけど、

集合場所は近くに大きな駅があるのでそこまでは自力で来て、

そこからは用意されたタクシーでどんどん村へ運ばれていくという・・・(笑)

本当にゆるーい感じのフェスティバルなので自然体の村を見られるし、

私の人生観までも変わったし、何と言っても音楽観が変わって、

音楽のあるべき姿というか・・・

別に商業的な音楽を否定するつもりは無いし

チャートミュージックもそれは有りだと思うんです。

でも、本来の音楽の形っていうか

それを1000年以上続けている人がいて、

それよりまず音がすごくって・・・いいんです!

私はブライアン・ジョーンズのファンでもないし、

オーネット・コールマンとかはどうでもよくて、

この音楽がすごいんです!

純粋に「音」から入ったので。

 

 

山本>

すごい!とにかくすごい!

 

 

赤塚>

最初に行って演奏が始まった時、

まさに(音の)ビームを浴びているような感覚で、

「あ、こりゃあバロウズもブライアン・ジョーンズも

ハマったのがわかる〜!!」って感じ(笑)

もう完全に思考が停止するというか

「治癒の音楽」に使われるのはそういうことなのかなって。

あれこれ考えさせないって感じですね。

 

 

山本>

まさにトランス状態ですよね。

 

 

赤塚>

この音楽って鬱陶しいメロディが無いんですよ。

古代の響きというかなんというか、

どの様式にも当てはまらないような原始的な音です。

私はそれをよく温泉に例えるんですけど、

温泉の源泉って言うんですか?加水無し?

パイプとかを通して温泉旅館のお風呂に入っているのではない、

ポコポコしながらその場に沸いている、

まさに「そこの音楽」って感じで熱くてなかなか入れない(笑)

 

 

山本>

それを浴びちゃったんですね(笑)

 

赤塚>

そうです(笑)

私はあまり歌詞には反応しないし、音やリズムが好きな方で、

だから電子音楽にハマったんです。

歌詞やメロディよりもっと原始的なところで音楽を聴いていたんですね。

私は感情に訴えかけてくる音楽ってそんなに好きじゃなくて、

というのは「こう聴いてください」的な感じで、

例えば悲しいメロディなら悲しくなるじゃないですか。

それって自由じゃないじゃないですよね。

「何で私がその音楽で悲しくならなくちゃいけないんだ!自由にさせてよ!」

っていう感じで。

音楽を聴いて悲しい気持ちになったり

楽しい気持ちになったりするのは自分の自由だから、

「悲しく聴いてください」的な音楽は鬱陶しいんですよね。

なんかこう、感情をコントロールされるようで。

でも、この音楽(ジャジューカ)はそれを飛び越えてくる、

魂にダイレクトに飛び込んでくる感じの音楽で、

私の場合は母親が死んだということは

3秒で泣けるほどつらいことなんですけど、

でも、時間とか記憶とかそういうところに依存しないというか、

過去の時間とか記憶ではなくて、「今」なんですよね。

私がこの音楽に出会ったのは40年以上前に

発表されたアルバムを聴いたのがきっかけですけど、

この音楽は時間軸を超越した「永遠の今」

の音楽なんだと思うんですよ。

だから40年後に聴いたとしても「今」だと思うし、

1000年ずっと「今の音楽」だったんだと思うんです。

この感情によらない、感情を超えた魂に飛び込んでくる音楽。

もう魂を丸裸にされた感じですね。

私はもう虜にされて

「すごいものを見てしまった、体験してしまった」

って周りの人に言いまくったんです。

とにかくすごいんだ!って。

音楽好きならこのジャジューカのアルバムの存在を知っている人は多くて、

40年前にジャジューカって言葉を聞いたっていう人もいたりして、

あと、このアルバムが好きでこの村を目指していた人って

結構いっぱいいたんですよ。

でも、みんなたどり着けなかったんですよ。

タジン(モロッコ料理)にあたってお腹こわして行けなくなった人とか、

グルグル回ったけど結局たどり着けなかった人とか。

だから

「ジャジューカには結界が張られている!選ばれたものしかたどり着けない」

的なウワサもたっていたり・・・(笑)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

雑談は第三回に続きます。

次回も熱狂酔狂逆上的ジャジューカ雑談トークに乞うご期待!

 

◇赤塚りえ子のジャジューカを全身に浴びる旅 その1◇

http://docue.net/archives/contents/joujouka_akatsuka_1

 

 

<ジャジューカ公式ページ>

http://www.joujouka.org/

 

<赤塚りえ子さんのプロフィール>

こちらからご覧ください。

 

赤塚さんへの応援やメッセージはこちらにどうぞ。

 info@cael-utd.com

スポーツ冒険マガジン・ド級! 編集部宛

いただいたメッセージは大切に読ませていただきます。

おもしろいメッセージはサイト内でご紹介いたします!