突撃!雑談インタビュー。
今度のお相手はオンリーワンなプロフットバッグプレイヤー石田太志さん。
昨年フランスの世界大会で見事ワールドチャンピオンに!
そんな石田さんに、フットバッグって何?
プロプレイヤーになるきっかけは?
どんな活動をしているの?
など極私的にいつもの雑談形式でドカドカ迫ってみた第一回を
どうぞ!
(文章・写真=池ノ谷英郎/聞き手=山本喜昭)
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山本>
石田さん、このガマ口はフットバッグ入れなんですね。
石田>
そうなんです!あと、これ、メダルなんですけど…
山本>
おー!それはぜひ飾りましょう!
それはこの間の世界大会のやつですね。
石田>
そうです。世界大会のメダルです。
山本>
ワールドフットバッグは35年目なんですね。
石田>
そうですね、結構歴史があります。
山本>
ということで、よろしくお願いします。
この間、Buff(スペインのマルチファンクションヘッドウエアブランド)の展示会でお会いしましたね。
石田>
そうですね。
山本>
最初、鈴木さん(ハンググライダーアスリートの鈴木由路さん)
に紹介してもらった時はスターバックスでお会いしたましたが、
Buffの展示会ではじめて実際のパフォーマンスを見せてもらって
ビックリしましたよ。
石田>
あの時、初めて技を見ていただいたんですよね。
山本>
最初に僕に教えていただいたあの技はなんて言うんですか?
フットバッグを落とすだけのヤツ。
石田>
「トーストール」という一番基本になる技ですね。
山本>
そう、スタバで最初にお会いした時は
その「トーストール」しか見てないですもんね(笑)
石田>
そうですよね(笑)
山本>
だからBuffの展示会で
見た時はビックリしました。
いかがですか?その後。
世界選手権で優勝されたわけですど。
石田>
2003年からフットバッグを11年やっていて、
その頃は日本のフットバッグの歴史も浅くて
選手の技術もレベルも低くて、
世界の選手との差がすごかったんですね。
世界では40年もの歴史があって、新たなプレーヤーが
どんどん出て来て技術も向上していて…
山本>
へえ、当時は世界との差がすごく開いていたんですね。
石田>
はい。2003年から目標に掲げていたのが
(世界選手権で)トップ10入りだったんですね。
それまで日本人でトップ10入りをした人はいなかったので、
それを成し遂げただけでも日本のフットバッグ界では
大きなことだったんです。
山本>
そうなんですね、快挙ですね。
石田>
はい。それを目標にずっと練習をやってきたんですけど、
今回は優勝してしまったので、僕も周りのフットバッグ界の
人間もみんな驚いています。
山本>
今回は何回目の世界選手権挑戦なんですか?
石田>
5回目ですね。2004年、2007年、2010年、2012年、
そして2014年なので。
どちらかと言うと最初の2回くらいは
世界のトッププレーヤーの技術を目の前で見て、
自分の技術向上のために体感したいという思いが強かったんです。
彼らと勝負したい、というよりは。
山本>
なるほど。
石田>
彼らと勝負できるんじゃないかと思って
大会に本格的に臨むようになったのは2012年くらいからですね。
2012年からは出場する日本人が僕1人だったので、
前回と今回はしっかりと大会に臨むというか…
山本>
勝ちに行く、結果を残しに行く、という感じですね。
石田>
そうですね。
山本>
世界選手権にはどのくらい集まって来るんですか?
石田>
国は14か国だったと思います。
フットバッグの世界には自分がやっている
フリースタイル・フットバッグと、
フットバッグ・ネットと呼ばれるセパタクローのような競技もあって、
トータルで150人くらいはいたと思います。
フットバッグ界は日本もそうですけど
世界でも新規のプレーヤーがなかなか増えなかったりだとか、
規模がちょっと小さくなってしまったりとか、
そう言った問題を抱えているんですけど、
そんな中でも安定して毎年一回はどこかで世界大会が開催されています。
山本>
ワールドツアーとして回っているわけですか。
来年はどこ、再来年はどこ、という感じで?
石田>
はい、毎年場所が変わるようになっています。
山本>
フットバッグ発祥の地はどこなんですか?
石田>
アメリカ発祥で1972年ですね。43年前です。
もともとスポーツと言うよりは、お医者さんが
膝をケガした患者さんのリハビリ用に、
靴下に豆を詰めてお手玉のように袋状にしたものを
足で蹴って遊んでみたらどうか、ということで考案されたそうです。
山本>
アメリカ人の先生が考えたんですね。
お手玉みたいですけど、その人は日本ツウだったって
わけじゃないんですよね(笑)
石田>
ではないとおもんですけどね~(笑)
山本>
どうみてもお手玉ですもんね。パッと見は。
石田>
そうですよね。日本人から見たらお手玉ですよね。
それをアメリカの方が考案してリハビリに使っていたそうです。
山本>
そこからどうやってスポーツに発展していったんですか?
石田>
最初、医者とリハビリの患者さんの間で使われていたんですけど、
患者さんが持ち帰って遊んでみたらゲーム性が高かったようで、
技とかではなく落とさないように蹴ったりすることに
面白さが見出されていて、それを見た人が
新たにやってみるという感じで広がっていったそうです。
山本>
じわじわ広がったんですね。
石田>
アメリカの方って新たな技を突きつめたいとか
新たな文化を発掘したりとかを楽しみながら見つけるのが
上手なんでしょうね。けん玉とかもそうですよね。
山本>
エンターテイメントに昇華していくの上手ですもんね、アメリカの人は。
石田>
もともとリハビリのトレーニングだったものが
そうやって昇華していって、見る方もやる方も
楽しいってことで広まったそうなんです。
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第一回の雑談はここまで。
次回はフットバッグをはじめたきっかけからスタートします。
お楽しみに!
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