空のF1、レッドブルエアレースが2014に再開される!そんな情報が、届いたのが確か先月はじめのことでした。
2014年の参戦記者発表イベントの案内です。
2009年。
日本人、いやアジア人として初のレッドブルエアレーサーに選ばれた男、それが室屋義秀さん。
案内は、室屋さんのチームの広報担当の方からのメールでした。
今回から安全面が主に見直され、最高速度 370kmほど、最高Gが10G、パイロンの高さが5m
高くなることなど、様々なレギュレーションが改良されているそうです。
(細かいスペックはこちらをご覧ください。> http://yoshi-muroya.jp/race/news/index.html)
2010年以来のエアレース復活のニュースにココロ踊らせながら、代官山の会場に向かいました。
室屋さんとは、ぼくが前職のマーケティング会社にジョインしたときから、数えてもう10年来のおつきあい。
エアショーチームの黎明期からこのマーケティング会社は室屋さんのチームをサポートしていました。
このことが、ぼくが、エクストリーマーの想いを伝えるメディア、ドキュウ!やアスリートや冒険家たちをサポートするシゴトを始める動機のひとつになっています。
まだ、飛行機も持っていなかった時代のこと、エアショーをはじめてチームとしてできたときのこと、それを皮切りに様々なエアショーで飛ぶようになったこと、福島を拠点として自身の活動の他、スカイスポーツの普及活動をはじめたこと、エアロバティクスの世界選手権でのチャレンジのこと、イベントでエアショーをやったことがきっかけとなりレッドブルアスリートへの道が開けたこと、そして、ついに、エアレースに出場し、2009年のバルセロナで6位入賞したこと、2010年は機体トラブルなどに加えて、途中でレースが中断したこと、そして東日本大震災のこと、等々。
そんな数々の出来事のひとつひとつを、会場で2014年のレースの概要についての話しを聞きながら、走馬灯のように思い出していました。
2月の末にはアブダビで第一戦を迎えます。
心から応援したいと思います。
子供のころにガンダムに憧れて、空を飛ぶ事を決意した室屋さん。
その夢に向かってまっすぐに自分を信じて突き進んでこられました。
そんな室屋さんが飛んでいて、最高にキモチいいと感じる瞬間について、
「うまく飛び終わった後、自分のイメージとおりだった時が最高にキモチいい」
そう語られていました。
「でも次はもうちょっと良くしたいと、いつも思う」
とも。
この「キモチいい」と「もうちょっと良くしたい」の繰り返しが、最初に「やりたい」「やろうなかな」と思ったときから、壁に打ち当たったり、大変なことがおきたりといったハードルを超えていき、継続していくための、ヒントなのかもしません。
そんな室屋さんも、前回の2010年のシリーズでは、機体トラブルやミスなどで不完全燃焼で悶々とした時を過ごされました。
しかし、その後に今迄それほど、取り組んでいなかったメンタル面の強化に努めて、自分と向き合い、訓練を積んできたそうです。
「振り返ると、それまでのトラブルやミスは心が乱れていたと今は思う。メンタルを強化して、心を常に落ち着いた静かな状態を保てるようになってきた。この状態を本番では100%にもっていって目標に到達したいと思います」
そんな室屋さんの目標は、ずばりTOP6に入る事。
「自分が飛ぶキモチよさ、よろこびが原動力でそのためにやっている。そして今は、仲間をつくりみんなのチカラを合わせて支え合ってチャレンジしていくこともモチベーションになっています。また次世代へ、スカイスポーツのすばらしさ、チャレンジすることの楽しさを伝えて行く事も自分の使命。それを仲間と活動していきたいです。」
そんな室屋さんの想いをドキュウ!では今後も追い続けたいと思います。
新たなる室屋義秀のチャレンジをみなさんで盛り上げるために。
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