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今日で4年です。

あれから4年がたちました。

 

2011年の2月末付けで8年ほど勤めた

広告制作会社を退職して独立した矢先の出来事です。

 

ただでさえ、生活の不安を抱えてのスタート。

自分は果たしてこの先も食っていけるのだろうか?

 

そんな想いを持ちつつ仕事をしていた3月11日の午後、

それは起こったんです。

 

恐怖を感じながらも、どこかリアルを感じることができませんでした。

歩いて帰宅してテレビ(当時は持っていた)を見て、

震災のことを目の当たりにしました。

 

それでも、どこかで現実味が感じられない。

仕事面での生活の変化と震災という未曾有の災害。

でも、やることを続けなきゃと、阪神淡路大震災の時、

そうだったように、仕事を続けました。

フワフワと続けました。

心ここに在らずで続けました。

 

公私ともの凄い変化と震災によるものすごい変化がシンクロした

ショックなのか、本当にフワフワしてしまって、

自分が何かをアクションしていくことを少しの間忘れていました。

 

いや、考えていたのだけど、フワフラで応えが出なかったのかもしれません。

 

いくつかのチャリティープロジェクトを友人らと立ち上げて

寄付をしたりもしました。

2011年の秋にはじめて、東松島、唐桑、石巻方面に実際行きました。

ちょっと人より時間がかかったかもしれません。

そうして、やっぱり自分の目で見て、感じるだけじゃなく

寄付でもなく直接なにか行動を起したい。

そう思うようになりました。

 

そしてひょんなことから、自分が趣味とチャリティーで

ランニングをしていた関係で走ることで東北に希望の灯りを

灯そうというイベント、TOMOSU RUNを立ち上げました。

 

ランニングイベントの運営の経験もなし、

東北に知りあいもなし。

 

想いだけでやっていいのだろうか?

と自問しつつも、賛同してくれる仲間が集まり、

ヨチヨチながらも2012年にそのプロジェクトは

スタートしました。

 

被災地域の人たちと一緒につくって、

もっというと彼等が希望をもって人を呼べる

彼等自身の交流イベントになるようにと思ってましたし、

今も少なからずそう思っています。

 

でも以下の書くことはずっとじゃあないけれど、

いつも時折(変な表現。。でもそんな感じ)考えたりします。

 

そうはいっても、本当は自分たちがやりたいことだよなあ。

自分たちが考えてそうあってほしいということだよなあ。

一緒に創っている現地の人達は本当のところ本心はどうなんだろうか。

 

と。

 

でも今日思いました。

いいじゃあないか。

まずはぼくたちがそうありたいと、

熱量をもってやれることをやれば。

 

と。

 

戦略的とか効率とかじゃあなく、

熱量をもってやりたいことをやる。

 

それをもって現地の方々にぶつけてみる。

結果自分たちの想い描くような未来にならないかも

しれないけれど、それはそれでいいじゃあないか。

 

熱量があれば、いい。

熱は伝播する。

 

熱を消そうとする人も中にはいるかもしれないけれど、

それもまたいいじゃあないか。

 

まわりのこと、相手のことはとっても大事です。

でも、そのことばかりが優先されると

何か熱量が減る気がするんですよ。

 

ただの自分勝手とは違って、(いや多少自分勝手なのかもしれない)

他人想いの自分勝手な感じがいいのかもなあ。

 

そんなことを考えながら、

東北のことを想った一日です。

 

出来ることを出来る時に出来る人がやる。

だけじゃなく、

やりたいことをやれるときに、やりたい人がやる。

の方が前を向いてるよねえ。

 

そんな1年にしようと想います。

ド級な毎日も、不定期に更新していきます。

 

また次回。

 

 

発行人 ヤマモトヨシアキ